自分軸で生きるのはわがまま?|他人軸との違いと超カンタンな育て方

価値観というものについて “自分に素直” か “他人に従順” か。

社会で生きるには、自分軸も他人軸もどちらも必要だと思う。

どっちが良くてどっちが悪いって話ではなくて、結局はバランスなんじゃないかと。

ただ、、

他人といて常に疲弊してしまうとしたら、

自分軸を持つ、自分軸を強くすると、今より少しばかり生きやすくなるんだって知ってほしい。

とか言ってるわたしも他人軸で生きてきて、

自分軸で生きるって正直ハテナだったし、なんなら “空気読めない” とか “わがまま” なんじゃないかと思ってた。

もし以前のわたしと同じように “自分軸 = わがまま” だと思って、

他人軸で生きて疲弊していたり、

じぶんの好きなことや意見を押し殺して笑っているなら、

自分軸は決して悪いものじゃないと知ってもらいたくて記事にしました。

自分軸で生きるひとと、他人軸で生きるひとの違い

自分軸と他人軸で生きるひととの違いが分かりやすい3つのパターンを挙げてみます。

自分軸 他人軸
物事を決定する基準

何かを判断するときの決め手は、、、

「したい」

・自分がしたいと思ったから。
・自分の気持ち(心)と相談。

「すべき」

・周りのニーズや世間体による。
・評価されるか、認められるかどうかで判断。
目標の立て方

目標を立てるときに超えたい相手は、、、

「過去の自分」

・どうしたら成長できるか考える。
・自分の理想としている姿(状況)から逆算して目標を立てる。

「他人」

・友達、同期、後輩など、誰かとの勝敗を考える。
・周囲からの評価を得られそうなことを目標に立てる。
周囲への言動

周囲や大切なひとに対して、、、

「喜ばせたい」

・自分がしたことで相手が喜んでくれたら、自分も最高に嬉しい!
・相手に感謝の言葉もお返しも求めていない。
・「させてくれて、ありがとう」という気持ち。

「機嫌をとりたい」

・相手が喜ぶこと、好きなことに合わせる。
・相手の顔色をうかがい、自分が傷つかないよう安全策を取る。
・「してあげたのに」「私ばっかり」という気持ち。

上の表で自分軸を見ると、したいと思わなかったらしないのか。

 

それは自分勝手だ!わがままだ!!と思うかもしれません。

 

わたしもやりたいかどうかで仕事を選ぶ人とは同じ職場にならないことを願わずにはいられない。

社会に出て働くともなれば、自分のしたいことばかりができる訳じゃないし、

「やりたくないって思ったので!」って言えば、仕事を自由に選ばせてもらえるわけでもない。

 

自分軸と他人軸のどちらも必要で、バランスやTPOが大事なんだと思う。

 

忘れないでほしいのは、どちらも必要だということ。

ただ、日本人は “協調性を重んじる” 傾向が強い。

外国の友人に「日本人はなんで言いたいことを我慢するの?自分の好きをもっとアピールしないの?」と言われた事もあるくらい、、、

 

(もちろん良い面もありますが)

協調性を重んじるばかり、他人軸が育ちやすいのかなと。

 

だから自分軸で生きるひとを、足並みを乱す、空気読めない、ワガママだと思いやすい。

まるで 悪” みたいな扱い。

を、わたしはしていました。

自分軸ってなにさ!!

何がそんなに大事なんじゃーーーーーーっ!!

って調べていくうちに、自分軸が身近じゃないから自己中と間違えやすい気がしたので共有させてください(^^

“自分軸” と “自己中” を間違えないで!

他人の意見も尊重できる(耳を傾けられる)かどうか

他人と自分は別の存在で。

生まれ育った環境も、経験も、何もかも違う。

だから意見や価値観の相違がある。

当然のことなんです。

じぶんと考えが違うひとに遭遇したとき、、

自分軸で生きている人は、

「へえ、こんな考え方もあるんだな」

「こういう考え方もありだな」

「その考えの方がいいね!」と、まず受け入れます。

対して自己中なひとは

他人の意見や考えを聞くこともせず、

自分の考えを押し通したり、押しつけます。

じぶんが正しいと信じて疑いません。

自分軸を勘違いして自己中になってしまった人の末路は、、、

 

「わたし(の意見)はこうだから!」

「みんなも絶対わたしのマネして!」

「わたしの言うことを聞いてればいい!」

って言い切っちゃうくらい発信するパワーが強すぎると

 

自分勝手だと思われる → 敬遠される → 孤立する

 

孤立してしまうと人は大事なことを見落としがちになってしまう。

それは 教えて ( 気づかせて ) くれる人がいない からです。

 

そんなの寂しすぎません、、、? _:(´ཀ`」 ∠):

自分軸で生きている人ってじぶんの大切にしていることが分かっているから、

他人にも同じように大切にしていることがあると知っている。

 

だから自分と違うからって拒絶したり否定したり、他人の大切にしていることを傷つけようとは思わない。

だって、じぶん自身がそういう行為をされる、そういう扱いをされることが嫌だって思っているから。

 

ってことなんだなーと。

 

自分軸で生きることがなぜ大切なのか

少数派は立場が弱い?

わたしが学生の頃は学校で何かを決めるとき、話し合いで決めきれなかったり時間の制限があったりで、最後は結局 “多数決” だった。

 

多数が正解(常識的)で、少数は空気読めないみたいな空気が漂って。

 

みんなと違うって思われたくないから、仲間はずれにされたくないから、どっちでもいいからサッサと終わらせたいからとか、本音はともかく多数の方に手を挙げちゃった経験ある人は少なくないんじゃないかな。

わたしは手を挙げちゃった経験あります。

 

(こういう経験が周りからどう思われるかを気にする習慣の入り口というか一因な気もしているのですが)

 

みんなと違う 常識がない じぶんはダメ(おかしい)人間だ

っていう自己否定につながっていく。

 

最近は人それぞれ、みんな違っていて良い。違っているのが正解。

っていう多様性への理解が広まりつつあるけど、まだまだ否定的な人が多いのも事実で。

 

自分軸で生きることが大切な理由は、

自己否定から遠ざかり生きやすくなるからだと思います。

自分軸は “育てるもの”

自分軸で生きることのメリットや羨ましさは何となく感じてはいても、

「よし!今日からわたしは自分軸で生きる!」って、そう簡単にできたら苦労しないぜって話ですよね。

 

自分軸で生きていけるようになるには、習慣(クセ)になるまで時間も労力もかかります。

 “生き方” なので、突然ガラッと今までの生き方を変えるのは難しいです。

 

自分軸は育てるものです。

 

いつかしっかり地に根を張り、枝を伸ばし、簡単にブレない大木に育つように、、

まずは “あなたの中に隠れているタネを見つけて苗木になるまで” 育てましょう!

 

ここまでは、誰でも超カンタンにできちゃいます。

気にしやすい、考え込みやすい、引きずりやすい、切り替えが鬼ヘタクソなわたしでもできたので、ここは言い切っちゃいます(^^v

自分軸の超カンタンな育て方

例えば、目の前にコーヒーと紅茶があったとします。

「どちらか好きな方を選んでください」と言われました。

その場には、言った人とあなたの2人だけです。

選んだあなたに「どうしてそっちにしたの?」と聞いてきました。

 

あなたは、選んだ理由を答えられますか?

 

こっちの方が好きだから!って

じぶんの良い・好きって気持ちを大切にするのが自分軸です。

あ、もし「特に理由ない」って思ったあなた!!

 

自分軸を強くする第一歩は、

「理由を言えなかったからダメだ」って否定しないこと!

 

なんとなく、、?

いまの気分、、、?

 

じゅうぶんな理由です!

 

感覚的に良さそうって選んだとか  “意思表示したことが自分軸を育て強くするのです(^^)

ちなみにこの例題で、わたしが自分軸で生きることが習慣になっている強者だと思うのは、

コーヒーも紅茶も「どちらも苦手なので遠慮します」と、

相手の顔色や反応よりも自分にとって最良の選択をし、意思表示できるひとです

配慮は自分軸 | 遠慮は他人軸

 

次は少しレベルアップした例題です。

はじめの例題と質問は同じです。

ただし今度は、コーヒーか紅茶を選ぶ側にあなたを含めて5人います。

あなたは 先ほどと同じように選ぶ ことができますか?

そもそも他人軸で生きている人は、

好きに選んでいいと言われた時点で、周りの反応をうかがってしまうんです。

 

もしも選ぶ場面で自分以外にも人がいたとしたら、、

 

「みんなコーヒーが好きそうだから、紅茶にしよう」

「みんなが取って、残ったものにしよう」

 

こういう選び方は “あなたの気持ちを大切にする” が後回しになっていると思いませんか?

 

「今の気分はどっちでもいいから、飲みたい方が決まっているひとを優先しよう」は配慮だと思います。

でも「取り合いになると面倒だから、あの人に嫌われたらイヤだから、わたしはどっちでもいい」は配慮ではなく遠慮です。

自分軸で生きるひとは、

相手の顔色や反応よりも自分にとって最良の選択をし、意思表示できるひとです。

 

配慮は自分軸、遠慮は他人軸と覚えておくだけで、自分軸を育てやすくなりますよ!

じぶんの気持ちを “大切にする” のが自分軸

どうでしょう?

記事を読みはじめたときよりも自分軸はわがままではないと気づいてもらえたでしょうか(^^

 

疲れたり、イヤだな、、と思うことが多い世の中。

簡単に他人を否定しやすい世界だからこそ、じぶんくらいは大切にしてもいいじゃーん?

 

と言いつつ、わたしもまだまだ上手くできない日も多いです。

自分なりに必死に選んだり主張しても「え、、?」みたいな顔されると、めっちゃ気にして凹みます。

 

 

メンタル豆腐です。

 

そんなわたしですが、なるだけはやく吹っ切るための魔法の言葉を見つけたので、

ここまで記事を読んでくれたあなたが少しばかり生きやすくなることを願って大公開します!

その言葉は

 

(だって好きなんだもん。良いと思ったんだもん。)

「それがナニか!?」です。

 

「それが、どぅーした!!」も良きです(*⁰▿⁰*)✌︎ 

 

効果を高めるには、めっちゃ大声で唱える(叫ぶ)ことです。

もちろん、口に出さなくても大丈夫ですよ。

道端で急に叫んだらヤベェ奴になっちゃうので。

 

わたしは心の中で叫びまくってます。むふふ

 

思いのほかスッキリしますよー

ぜひ1度、お試しあれ!